花渓流翠:花渓流翠の碧淵渓石が最も観賞価値を持っている。川に沿って行くと、川の水が旋回している所が見られる。碧淵に春の色が照り映えて、園影が華池に覆っている。足を留めて水を掬い、飲んだら甘い露のようで、疲労と暑気がすぐ消えてしまう。また川の変わった形の石が雄大で、高くて険しく、平らに敷いて竹製の蓆を干すようなものもあるし、真珠が谷川にこぼれ落ちたようなものもある。灌木が茂って髪のようで、中央が凹んで仙人の椅子のようであり、川の石と水が千万年仲むつまじい様子を保っていて、山の精華と水の気質を収めたから、人は思わずに留まったり、それと互いに寄ったり語り合ったりしたくなる。